プロキオンステークス 2018の予想オッズ・出走予定馬・想定騎手の情報です。プロキオンステークスの出走登録は14頭。出走予定馬にはインカンテーションやマテラスカイなどが名を連ねています。ダート界のスピードスターたちが中京に集結する。
2018年7月8日(日) | 3回中京4日 | 15:35 発走
第23回 プロキオンステークス(GIII)ダート・左 1400m
Procyon Stakes (G3)
過去の傾向
「プロキオンステークス」は中京競馬場・ダート1400mで行われる別定戦で、1着馬には3,600万円が贈られる。
配当的には1番人気は2勝・2着3回・3着4回と複勝率は9割。
唯一馬券圏外に飛んだのは2015年のレッドアルヴィスのみ。
かなり信頼できるデータとなっている。
二桁人気の馬は10年間で55頭が出走して馬券圏内は1勝を含む2頭。
もっとも人気薄で優勝したのは2012年のトシキャンディ。
12番人気(119.2倍)での勝利だった。
三連単が10万円以上の高配当を出したのは10年で2度。
中京で開催されるようになった2012年からは1度のみ。
波乱の少ない重賞の一つのようだ。
出走予定馬
2018年のプロキオンステークスに14頭が登録を済ませております。
フルゲートは16頭となっています。
- エイシンヴァラー(下原理)57.0kg
- インカンテーション(三浦皇成)57.0kg
- ウインムート(和田竜二)56.0kg
- キングズガード(藤岡佑介)57.0kg
- サクセスエナジー(松山弘平)58.0kg
- ドライヴナイト(浜中俊)56.0kg
- ブライトライン(幸英明)56.0kg
- ルグランフリソン(福永祐一)56.0kg
- ドリームキラリ(M.デムーロ)56.0kg
- ダノングッド(川田将雅)56.0kg
- ブラゾンドゥリス(武藤雅)56.0kg
- マテラスカイ(武豊)56.0kg
- ナムラミラクル(藤懸貴志)56.0kg
- サイタスリーレッド(酒井学)57.0kg
出走予定馬・ピックアップ
中京競馬場で行われるダートG3「プロキオンステークス」。
今年は14頭が登録してきた。登録馬から注目したい馬をピックアップした。
インカンテーション・8歳牡馬
33戦11勝 [11-3-5-14]
父:シニスターミニスター
母:オリジナルスピン
母父:Machiavellian
馬名の由来:呪文、呪術。父名より連想
前走:かしわ記念・3着(1番人気)
(鞍上予定:三浦皇成)
今年のプロキオンステークスのメンバーの中でトップクラスの実績を持つのは「インカンテーション」。
これまで重賞を6勝する古豪だ。
8歳になった今年も元気いっぱい。
フェブラリーステークスではゴールドドリームに劣らない末脚を見せ、勝ち馬と0.1秒差の3着。
前走のかしわ記念では8枠からの出走ということもあり常に外々を回らされながらもしぶとく3着に入った。
今回はダートの1400m戦。
34戦目にして初の距離となる(芝では1400mを走った経験があり15着だった)。
うまく流れに乗れるかがポイントとなりそうだ。
マテラスカイ・4歳牡馬
18戦5勝 [5-3-0-10]
父:Speightstown
母:Mostaqeleh
母父:Rahy
馬名の由来:冠名+空
前走:花のみちステークス・1着(1番人気)
(鞍上予定:武豊)
本格化の気配漂う外国産馬「マテラスカイ」。
4歳馬ながらこれまで18戦とキャリア豊富で、今年の春にはドバイ遠征も経験した。
今年1月に武豊騎手と初めてコンビを組んだ頌春賞(1000万下)から覚醒した。
速いペースで逃げながらもバテない決め手を武器に勝利を重ねている。
武豊騎手とのコンビでは国内戦は3戦3勝と負けなし、抜群の相性を見せている。
今回は久々の1400m戦。
2、3歳時には2着の経験があるも、今回は古馬重賞戦。
自分のペースに持ち込めるかが好走のカギを握る。
サクセスエナジー・4歳牡馬
11戦6勝 [6-1-0-4]
父:キンシャサノキセキ
母:サクセスアイニー
母父:ジャングルポケット
馬名の由来:冠名+エネルギー
前走:さきたま杯・1着(1番人気)
(鞍上予定:松山弘平)
こちらは1400mを主戦場に戦う4歳馬「サクセスエナジー」。
6勝中4勝を1400mで挙げており、距離の相性は抜群だ。
ここ2走はいずれも交流重賞戦に挑み勝利を収めた。
前走のさきたま杯ではハナ差の勝利だったものの激しくなった先行争いを避け、うまく番手につけレースを進められたのが大きかった。
ペースに左右されず、自分の走りができるのが強み。
ライバルより重い58kgの斤量をこなせるか。
ドリームキラリ・6歳牡馬
31戦7勝 [7-1-5-18]
父:Giant’s Causeway
母:Truant
母父:Gone West
馬名の由来:冠名+キラリ。キラッと光る走り
前走:欅ステークス・1着(7番人気)
(鞍上予定:M.デムーロ)
前走の欅ステークスで1年4か月ぶりの勝利を挙げた「ドリームキラリ」。
今年に入り【1-0-2-1】の成績で、1度も掲示板を外していない。
欅ステークスでは逃げたが早めに後続が迫ってきて、一度かわされたもののそこから驚異の粘りを披露。
決して楽な展開ではなかったものの後続に1-3/4馬身の差をつけ勝利。
一皮むけた走りを見せてくれた。
これまで重賞では昨年のエルムステークス3着が最高着順。
中京の舞台でキラリと光る走りを見せてほしい。
キングズガード・7歳牡馬
25戦3勝 [3-4-4-14]
父:シニスターミニスター
母:キングスベリー
母父:キングヘイロー
馬名の由来:王の楯
前走:かきつばた記念・2着(1番人気)
(鞍上予定:藤岡佑介)
昨年のプロキオンステークス覇者「キングズガード」を忘れてはいけない。
他馬と別格の末脚で伸びてきた昨年の姿を覚えている人も多いだろう。
その後の1年間は勝ち星から遠ざかっているものの末脚は鈍っていない。
ここ2走は交流重賞で2着だが、やはり広くて直線が長いコースがキングズガードには合っている。
ペースが速くなればキングズガード向きの展開になってくる。
ウインムート・5歳牡馬
25戦8勝 [8-2-1-14]
父:ロージズインメイ
母:コスモヴァレンチ
母父:マイネルラヴ
馬名の由来:冠名+勇気(独)
前走:天保山ステークス・1着(5番人気)
(鞍上予定:和田竜二)
オープン特別戦連勝中と勢いがある「ウインムート」。
前走は58gを背負いながらも後続を完封する強い内容だった。
3連勝で重賞初制覇を目指す。
ブライトライン・9歳牡馬
42戦7勝 [7-3-6-26]
父:フジキセキ
母:シェリーズスマイル
母父:キングオブキングス
馬名の由来:目立たせる、強調する
前走:プロキオンステークス・3着(6番人気)
(鞍上予定:幸英明)
1年ぶりの実戦を迎える9歳馬「ブライトライン」。
前走は昨年のプロキオンステークスでそれ以来のレースとなる。
これまでキャリアは42戦を数え、初重賞を制したファルコンステークスの鞍上は安藤勝己元騎手だったり、日本ダービーには佐藤哲三元騎手と挑むなど歴史を感じさせる馬だ。
休み明けでどこまでやれるか。
他には今年の黒船賞を制した「エイシンヴァラー」や休み明けの天保山ステークスを叩いて上昇気配の「ドライヴナイト」、今年のオアシスステークス勝ち馬「ルグランフリソン」なども出走予定馬に名を連ねています。
プロキオンステークスは2018年7月8日(日)の15時35分発走予定です。
予想オッズ
2018年・プロキオンステークスの予想オッズです。
カッコ内はオッズとなっています。
- インカンテーション(3.0)
- キングズガード(3.5)
- マテラスカイ(5.0)
- ドリームキラリ(6.0)
- サクセスエナジー(6.5)
- ウインムート(8.5)
- ドライヴナイト(15.0)
- ルグランフリソン(20.0)
- ブラゾンドゥリス(35.0)
- ナムラミラクル(40.0)
- ダノングッド(45.0)
- サイタスリーレッド(☆)
- エイシンヴァラー(☆)
- ブライトライン(☆)
☆印は50倍以上と予想しています。
10年間の人気別データ
日程・賞金
日程・発走予定時刻
2018年7月8日(日)15時35分発走予定
場所・距離
中京競馬場・ダート・1400m
格
G3
1着賞金
3,600万円
プレイバック
2017年7月9日(日)プロキオンステークス(GIII)
1着:キングズガード
2着:カフジテイク(2馬身)
3着:ブライトライン(1-1/4馬身)
4着:ゴーインググレート(1-1/4馬身)
5着:メイショウウタゲ(2-1/2馬身)
勝ちタイム:1.22.9
優勝騎手:藤岡 佑介
馬場:良
・【プロキオンステークス 2017】動画・結果/キングズガードが重賞初制覇
「プロキオンステークス 2017」の動画・結果です。プロキオンSの結果は1着:キングズガード、2着:カフジテイク、3着:ブライトライン。「キングズガード」が勝利したレースの詳しい結果、動画をご覧ください。
2017年のプロキオンステークスは15頭での争いとなった。
前評判で根岸ステークスを制し、フェブラリーステークスでも3着に入っていたカフジテイクが1番人気に支持された。
レースは、後方で進めた5番人気キングズガードが、直線で馬群を捌きつつ脚を伸ばして抜け出し、最後は外から追い上げてきた1番人気カフジテイクに2馬身差をつけ優勝。さらに1-1/4馬身差の3着に6番人気ブライトラインが入った。
勝ったキングズガードはデビューから通算27戦目で念願の重賞初制覇を果たした。
1着 キングズガード(藤岡佑介騎手)
「強かったですね。流れが落ち着くと思っていたので、外をなるべく回らないようにレースをしました。ちょうど内にカフジテイクを見ながら、ロスなく脚を溜めることができました。左回りにも対応できるようになっています。今日は勝てて嬉しいです」