今週(6月22日・6月23日)行われる2歳新馬戦でデビューする新馬の中で注目している良血馬や調教でいい動きを見せている馬をピックアップして紹介していきます。中でもブルトガングは桜花賞馬グランアレグリアの全弟。どんなデビュー戦を迎えるのだろうか。
今週は東京競馬場と阪神競馬場と函館競馬場で7鞍の新馬戦が行われます。
注目の良血馬たちをピックアップしたのでチェックしてみてください。
目次
東京競馬場で新馬戦デビューする注目の馬たち
今週(6月22日・6月23日)東京競馬場では2鞍の新馬戦が行われます。
土曜日
5レース・1800m(芝)
日曜日
5レース・芝1600m(芝)
ブルトガング
6月22日の芝1800m(5レース・2歳新馬戦)でデビュー。
ブルトガング(Blutgang)
牡馬・芦毛
生年月日:2017年2月2日
調教師:手塚貴久(美浦)
馬名の由来:中世ドイツの伝説に登場する英雄の剣
馬主:(有)サンデーレーシング
生産牧場:ノーザンファーム
鞍上:C.ルメール
父:ディープインパクト
母:タピッツフライ
母父:Tapit
全姉のグランアレグリアは今年の桜花賞を制している。
母のタピッツフライはアメリカで芝のG1を勝った経験あり。
手塚貴久調教師のコメント
「脚長の体形で性格は落ち着いている。まだスッと反応し切れないところがあるけど、エンジンがかかってからはグンと行く。血統的にも能力はあると思う」
美浦・南W・良
5F 67.8-52.8-38.1-12.5(仕掛)
内・ライル(馬也)に5Fで0.4秒先行・1F併せで併入
外・ライバーバード(強め)を5Fで0.4秒追走・1F併せで0.4秒先着
クローストゥミー
6月23日の芝1600m(5レース・2歳新馬戦)でデビュー。
クローストゥミー(Close to Me)
牡馬・鹿毛
生年月日:2017年3月4日
調教師:木村哲也(美浦)
馬名の由来:私の近くに。母名より連想
馬主:保坂和孝
生産牧場:ノーザンファーム
鞍上:内田博幸
父:リアルインパクト
母:マチカネチコウヨレ
母父:Deputy Minister
半兄にエルムステークスを制したマチカネニホンバレ(父シンボリクリスエス)や、マーチステークスを制したサトノティターン(父シンボリクリスエス)がいる。
木村哲也調教師のコメント
「素直な気性。アグレッシブに動けているし、フットワークの質がいい」
美浦・南W・良
4F 55.7-41.0-12.8(一杯)
中・ハーメティキスト(強め)を4Fで0.4秒追走・1F併せで併入
外・バロネラ(仕掛)を4Fで0.8秒追走・1F併せで併入
ニシノカリウド
6月23日の芝1600m(5レース・2歳新馬戦)でデビュー。
ニシノカリウド(Nishino Kariudo)
牡馬・鹿毛
生年月日:2017年2月7日
調教師:水野貴広(美浦)
馬名の由来:冠名+狩人
馬主:西山茂行
生産牧場:社台ファーム
鞍上:戸崎圭太
父:ダイワメジャー
母:グラッブユアハート
母父:Deputy Commander
母グラッブユアハートは交流重賞を5勝するなどダートで活躍した。
水野貴広調教師のコメント
「馬っぷりがいいし、ゲートの出も速い。初戦から楽しみ」
美浦・南W・良
4F 52.0-37.9-12.9(馬也)
外・ラインアストリア(強め)を4Fで1秒追走・1F併せで0.1秒先着
レインカルナティオ
6月23日の芝1600m(5レース・2歳新馬戦)でデビュー。
レインカルナティオ(Reincarnatio)
牡馬・鹿毛
生年月日:2017年1月27日
調教師:小西一男(美浦)
馬名の由来:転生(ラテン語)
馬主:(有)サンデーレーシング
生産牧場:ノーザンファーム
鞍上:田辺裕信
父:ルーラーシップ
母:リビングプルーフ
母父:ファルブラヴ
全姉のテトラドラクマは昨年のクイーンカップを制した。
小西一男調教師のコメント
「まだ体つきなどは幼いけど、これからどんどん良くなっていきそう。姉と同じでいいスピードがあるね」
美浦・坂路・良
800m 53.8-38.7-25.1-12.3(G強)
阪神競馬場で新馬戦デビューする注目の馬たち
今週(6月22日・6月23日)阪神競馬場では2鞍の新馬戦が行われます。
土曜日
5レース・1200m(芝)
日曜日
5レース・1800m(芝)
シルヴェリオ
6月23日の芝1800m(5レース・2歳新馬戦)でデビュー。
シルヴェリオ(Silverio)
牡馬・黒鹿毛
生年月日:2017年3月8日
調教師:池添学(栗東)
馬名の由来:イタリアの男性名
馬主:(有)サンデーレーシング
生産牧場:ノーザンファーム
鞍上:C.ルメール
父:ハーツクライ
母:シルヴァースカヤ
母父:Silver Hawk
半兄のシルバーステート(父ディープインパクト)は故障で重賞に手が届かなかったが5戦4勝で種牡馬入りした。
近親には京都記念を制したシックスセンスがいる。
池添学調教師のコメント
「まだフォームが固まっていませんが、追い切りでは格上馬に食らいついていました。上がってからの息の入りもスムーズでした」
栗東・坂路・良
800m 52.9-38.1-24.8-12.7(馬也)
外・ティカル(馬也)と併せで併入
リメンバーメモリー
6月23日の芝1800m(5レース・2歳新馬戦)でデビュー。
リメンバーメモリー(Remember Memory)
牡馬・鹿毛
生年月日:2017年1月28日
調教師:佐々木晶三(栗東)
馬名の由来:心に残る記憶
馬主:前田晋二
生産牧場:社台ファーム
鞍上:武豊
父:キズナ
母:フィオドラ
母父:Lord of England
セレクトセールで9,000万円の値がついた評判馬。
母フィオドラはドイツオークスの勝ち馬。
佐々木晶三調教師のコメント
「追うごとに良化している。鞍上がやりたいことを理解できているので、操縦性が高い。フットワークがきれいで、見ていて気持ちがいい」
栗東・坂路・良
800m 52.7-38.8-25.2-12.6(一杯)
外・アルマアノン(一杯)と併せで0.2秒先着
レッドベルジュール
6月23日の芝1800m(5レース・2歳新馬戦)でデビュー。
レッドベルジュール(Red Bel Jour)
牡馬・鹿毛
生年月日:2017年4月6日
調教師:藤原英昭(栗東)
馬名の由来:冠名+美しい日(仏)
馬主:(株)東京ホースレーシング
生産牧場:ノーザンファーム
鞍上:福永祐一
父:ディープインパクト
母:レッドファンタジア
母父:Unbridled’s Song
全姉のレッドベルローズは昨年のフェアリーステークスで3着の経験がある。
田代調教助手のコメント
「しっかり乗り込んで、先週からピッチを上げています。追うごとに動きが素軽くなっていますよ」
栗東・芝・良
5F 66.6-50.9-36.2-11.9(馬也)
外・アスクフラッシュ(馬也)を5Fで0.4秒追走・4F併せで併入
函館競馬場で新馬戦デビューする注目の馬たち
今週(6月22日・6月23日)函館競馬場では3鞍の新馬戦が行われます。
土曜日
5レース・1200m(芝)
6レース・1000m(ダート)
日曜日
5レース・芝1200m(芝)
キク
6月22日の芝1200m(5レース・2歳新馬戦)でデビュー。
キク(Kiku)
牝馬・鹿毛
生年月日:2017年2月19日
調教師:相沢郁(美浦)
馬名の由来:菊の花
馬主:石瀬浩三
生産牧場:豊洋牧場
鞍上:石川裕紀人
父:ベーカバド
母:ユニバーサルビーチ
母父:ネオユニヴァース
祖母サウンドザビーチは交流重賞のTCK女王盃を制した。
美浦での追い切りでかなりいい動きを見せている。
相沢郁調教師のコメント
「美浦で入念に乗り込んだが、好時計出ている。いい動きをしているし、けいこ通りなら楽しみ」
函館・芝・良
5F 63.6-49.4-36.9-12.0(馬也)
内・トーセンマイベスト(強め)に5Fで0.4秒先行・1F併せで0.1秒遅れ
中内・ダウンタウンスピカ(強め)と5F併せで0.2秒遅れ
中外・セコイア(一杯)と5F併せで併入
武豊騎手は7月7日に追い切りで素晴らしい動きを見せている・マイラプソディに騎乗予定。
今週も楽しみな新種牡馬産駒がデビューする。