オークス2021の結果・動画をまとめた記事です。2021年のオークスの着順は1着:ユーバーレーベン、2着:アカイトリノムスメ、3着:ハギノピリナとなりました。レースの詳しい結果、動画などをご覧ください。
2021年5月23日(日) | 2回東京10日 | 15:40 発走
第82回 オークス(GI)芝・左 2400m
Yushun Himba(Japanese Oaks) (G1)
2021年・オークスの動画
2021年・オークスの結果
1着:ユーバーレーベン
2着:アカイトリノムスメ(1馬身)
3着:ハギノピリナ(ハナ)
4着:タガノパッション(1-1/4馬身)
5着:アールドヴィーヴル(アタマ)
6着:ミヤビハイディ
7着:ククナ
8着:ソダシ
9着:スルーセブンシーズ
10着:パープルレディー
11着:ファインルージュ
12着:スライリー
13着:ステラリア
14着:クールキャット
15着:ウインアグライア
16着:ニーナドレス
17着:ストライプ
18着:エンスージアズム
勝ちタイム:2.24.5
優勝騎手:M.デムーロ
馬場:良
レース後のコメント
1着 ユーバーレーベン(M.デムーロ騎手)
「感動しました。本当にうれしいね。調子はちょっとずつ良くなっていて、きょうのパドックで乗ったら(状態が良く感じたので)、この馬に乗ってよかったと思った。スタートがあまり良くなくて、最初は失敗したかなと思ったが、向こう正面になってスムーズになった。3、4角でペースが上がった時に楽だったので、直線はいつも通りに、じりじりと伸びてきました。距離は問題ないと信じていたんですけど、物見する心配はあった。最後まで頑張ってくれました」
(手塚貴久調教師)
「前走フローラステークスでは体重が減ってしまったという反省点から、調教はフラットコースでしっかりやりたいということと、それ以外は気持ち軽めの調整に終始して、馬のストレスが溜まらないように注意してきました。追い切りは先週、今週と良い動きで、デビュー以来一番の出来だったと思います。本番も楽しめるかなと思っていました。位置取りは思ったよりも後ろになりましたが、レースが流れてくれて、今になってから、あの位置取りで良かったのかなと思います。4コーナーを回ってきた時も、しっかりとした手応えもありましたし、先頭に立つのが少し早いかと思いましたので、あとはもってくれと思っていました。岡田繁幸さんにも良い報告ができるのが一番かなと思います」
2着 アカイトリノムスメ(C.ルメール騎手)
「オークスで2着ですからね。いい競馬ができました。ペースが遅かったので最初は引っ掛かりましたが、その後はソダシの後ろでスムーズな競馬ができました。ラスト300メートルはよく伸びてくれましたよ。これから体が大きくなってパワーアップできると思うので、先が楽しみです。もっと良くなる馬ですよ」
(国枝栄調教師)
「ソダシを負かせればと思っていましたが、仕方ないですね。アパパネとよく似ているので段々と良くなっていく馬です。秋にはもっと良くなるでしょう。秋の目標は秋華賞で、その前に一度使うかどうかということになると思います」
3着 ハギノピリナ(藤懸貴志騎手)
「この馬の競馬に徹しました。エンジンのかかりが遅いので、ラスト6ハロンから意識して、最後の4ハロン、800メートルに賭けました。勝った馬が理想的なタイミングで動いてくれたので、これ以上ない展開になってくれたし、あとは自分のタイミングで、悔いのないように仕掛けました。ピリナを信じて追って、馬も頑張ってくれたんですが、坂を登ってあと100メートルで苦しくなってしまいました。でも、この大きな舞台で3着ですし、勝った馬とも1馬身くらしか差がありませんからね。十分にやれることが分かったので、また秋に大きな舞台に戻ってきたいです。いい経験をさせてもらいました」
4着 タガノパッション(梛木孝幸調教助手)
「しまいしっかり伸びてくれたし、G1でもやれるだけの力を見せてくれた。中2週でローテーション的にも厳しかったけどよく頑張ってくれた。こういう競馬ができて、競馬に幅が出た」
5着 アールドヴィーヴル(松山弘平騎手)
「今日は折り合いに専念した。道中は本当にリラックスして運べていた。勝ち馬を見ながら4コーナーも回れた。伸びてくれたけど、最後甘くなった。成長してくれれば、今後も楽しみ」
6着 ミヤビハイディ(吉田豊騎手)
「距離も延びて、気のいいタイプなので、極端に抑えてレースを運んだ。道中はリラックスしてリズムは良かった。これから何度かこういう競馬をしていって、いいポジションをとれるようになれば」
7着 ククナ(横山武史騎手)
「何が逃げるかわからなかったけど、この(1番)枠を生かして自分のしたい競馬ができたので満足でした。距離が延びたのも良かったと思います」
8着 ソダシ(吉田隼人騎手)
「ひと言で言うと距離が長いのかもしれません。展開もキツかったですね。逃げ、先行馬がいなくて、外の馬たちが絞って内に入ってきて危ないラインでした。ただ、それだけではないですね。我慢させることをやってきたし、後ろにいたアカイトリノムスメはしっかりと伸びているわけですから、距離の壁なのかもしれません。ここまでうまいこときて、いい夢を見させてもらいました。期待に応えられなかったのは残念ですが、また一から馬を作り直しますし、これからも応援してほしいです」
(須貝尚介調教師)
「序盤で併せ馬の形になって引っ掛かったね。その分の力みが最後に出てしまったのかな」
9着 スルーセブンシーズ(戸崎圭太騎手)
「ゲートに課題があった馬だけど、今日は上手に出てくれた。取りたいポジションは取れたし、内枠だったのでじっくり乗って、内を狙いました。今後、体力がついてくれば」
10着 パープルレディー(田辺裕信騎手)
「ゲートを出てくれて、ポジションは後ろになったが、道中の力みも少なくてリズムが良かった。じりじり伸びたが、よく食らいついてくれる馬。体もまだ小さいし、これから」
11着 ファインルージュ(福永祐一騎手)
「陣営が長距離に向けて馬を作ってくれました。レースでも脚を溜めながら進んで行けました。しかし、直線でゴーサインを出したら、思いの外脚が残っていなくて、伸びませんでした。馬のコンディションは良かったですし、良い挑戦もできましたので、秋にもう一度チャレンジしたいです」
12着 スライリー(石川裕紀人騎手)
「今日の流れで、あのポジションは良かったはず。かなり折り合いを欠いてしまいました。折り合いがすべての馬なので」
13着 ステラリア(川田将雅騎手)
「よく我慢していい走りをしてくれました。これからさらに良くなってくれると思います」
14着 クールキャット(武豊騎手)
「ペース的にはスローでいいペースだった。4角で後ろを待たずに離して、と思ったけど、全然伸びなかった。調教の動きが今日は出なかった。残念」
15着 ウインアグライア(和田竜二騎手)
「内、内でロスなく乗れたと思うけど、いざ追い出してから思ったほど伸びてくれなかった。(間隔を)詰めて使ったのも初めてでしたから」
16着 ニーナドレス(藤岡康太騎手)
「内に潜りたかったけど、外、外を回らせる形になった。外に張る面も出ていたし、その分、力がたまらなかった」
17着 ストライプ(柴田善臣騎手)
「結果的に距離が長かったのでは。少し間隔も空いていたし、今日のところは仕方ないですね」
18着 エンスージアズム(岩田望来騎手)
「まだ馬群に入ってもまれると気をつかうところがある。馬は成長しているし、これから精神面が安定してくれば、しまいに脚が使えるようになると思います」
勝ち馬プロフィール
ユーバーレーベン(Uberleben)牝3/青鹿毛 手塚 貴久(美浦)
父:ゴールドシップ 母:マイネテレジア 母父:ロージズインメイ
馬名の由来:生き残る(独)