エリザベス女王杯2023の結果・動画をまとめた記事です。2023年のエリザベス女王杯の着順は1着:ブレイディヴェーグ、2着:ルージュエヴァイユ、3着:ハーパーとなりました。レースの詳しい結果、動画などをご覧ください。
2023年11月12日(日) | 3回京都4日 | 15:40 発走
第48回 エリザベス女王杯(GI)芝・右 2200m
Queen Elizabeth II Cup (G1)
2023年・エリザベス女王杯の動画
ジョッキーカメラ
2023年・エリザベス女王杯の結果
1着:ブレイディヴェーグ
2着:ルージュエヴァイユ(3/4馬身)
3着:ハーパー(クビ)
4着:ライラック(1/2馬身)
5着:ジェラルディーナ(クビ)
6着:サリエラ
7着:ディヴィーナ
8着:イズジョーノキセキ
9着:シンリョクカ
10着:ククナ
11着:ビッグリボン
12着:ローゼライト
13着:アートハウス
14着:ゴールドエクリプス
15着:マリアエレーナ
勝ちタイム:2:12.6
優勝騎手:C.ルメール
馬場:良
レース後のコメント
1着 ブレイディヴェーグ(C.ルメール騎手)
「緩い馬場でちょっと心配しましたけど、いい感じでした。スタートだけあんまりよくなかったけど、ハーパーのうしろでいいポジションでした。ペースはよかった。リードホースの3、4馬身うしろで、冷静に走ることができました。手応えはずっとよかったです。瞬発力がありますね。前走もよかったけど、後ろすぎた。今回は3番手で同じぐらい脚を使ってくれて、すぐ抜けることができた。よかったです。(自身は)G1を3連勝することができた。うれしく思います。おおきに」
(宮田敬介調教師)
「まだ開業4年目で、GIを勝てるだけの馬を預けていただいたことに感謝の気持ちでいっぱいです。未勝利戦を勝った時にすごい馬だと感じました。前走も負けたのは悔しかったのですが、脚はGIクラスというのを感じました。栗東トレセンでの調整に関しては、前走(ローズSの時の滞在)よりスムーズにできました。1枠1番は正直嫌でしたね。スタートが得意ではありませんから。人気を背負う立場で包まれないかが不安でした。あとはC.ルメール騎手を信じて託すだけでした。レースでは無難にゲートも決めて、一周目のスタンド前で好位を取りにいってくれました。向正面ではこれは大丈夫なのではと思いました。今日は少し雨が降って、馬場が昨日よりソフトになったのではと不安も感じました。ただ、午前中から見ていても外からしか伸びないという感じではありませんでしたから、その点の不安はありませんでした。最後の直線は力が入りました。無我夢中で応援しました。今回は目一杯に仕上げました。少し休みを取ることになりそうです。この馬のポテンシャル的には牡馬とも戦えるものを秘めていると思いますので、今からワクワクしています。距離に関しては、今日の感じだと、今後、東京の2400mぐらいは対応できると思います。この馬のお母さんのインナーアージはかつて所属していた国枝厩舎の馬で、その馬の子供でGIを勝てたことは何より嬉しいです。国枝先生、厩舎のみんなに感謝の気持ちでいっぱいです。勝って驕らず、負けて腐らず、真摯に馬作りに取り組んでいきます。応援よろしくお願いします」
2着 ルージュエヴァイユ(松山弘平騎手)
「スタートが良く、勝ち馬の後ろでしっかり脚がたまっていました。最後もしっかり伸びて、いい脚を使ってくれました。右にもたれるところがあり、そのぶん伸び切れなかったです。G1でも強いメンバー相手に頑張ってくれました。これからもやれる馬だと思います」
3着 ハーパー(川田将雅騎手)
「とてもいい内容でレースを進めてくれて、最後もいい走りをしてくれました。古馬相手に精いっぱいの走りで、ここまで来てくれました」
4着 ライラック(戸崎圭太騎手)
「スタートはうまく出てくれました。もう少し内枠なら、いいポジションに行けました。道中は外から来られる形でしたが、我慢していたぶん最後に来られました。もう少しいいところが取れたら良かったです」
5着 ジェラルディーナ(R.ムーア騎手)
「よく走ってくれました。理想のスタートが切れず、マリアエレーナに付いて行く形。ペースがもう少し欲しかったです。最終コーナーで外を回ったぶん、距離的に不利でした。馬は最初から最後まで一生懸命走ってくれました」
6着 サリエラ(T.マーカンド騎手)
「いい走りだったけど、コーナーワークでちょっとばらける感じがありました。彼女にとっては、フィニッシュラインが近すぎました。あと200メートル長かったら、と思います。地面が柔らかかったですし、状況によって結果が変わってきたのでは。真面目でいい馬です。彼女が光り輝く日は、必ず来ると思います」
7着 ディヴィーナ(M.デムーロ騎手)
「リズムは良かったですが、距離が長かったです。一瞬脚を使いましたが、甘くなってしまいました」
8着 イズジョーノキセキ(岩田康誠騎手)
「差はないんですけどね。肝心なところで出遅れてしまいました。それでも脚は使っているし、いいスタートが切れていれば」
9着 シンリョクカ(木幡初也騎手)
「スタートが良くて、いいポジションを取るつもりでした。ハーパーの後ろで競馬ができればと思っていましたが、手応えがしぶく、みんなのペースが上がったときは促しながらで、イメージより後ろになりました。時計がかかる馬場の方がマッチしているかもしれません。オークスの時は2400メートルでかみながらだったので、2200メートルでかむのかなと思いましたが、そんなことはなかったです。折り合いは良かったです。タフな競馬の方が、この子の良さは生きるのでは」
10着 ククナ(浜中俊騎手)
「一瞬の脚がいいタイプで、それを生かすという指示で乗りました。ずっと伸びていましたが、直線が長いので離されてしまいました。小回りとか、内回りの方が合ってそうです。馬場は苦にしていなかったです」
11着 ビッグリボン(西村淳也騎手)
「こういう機会を頂いて感謝しています。この子自体、ああいう馬場は得意ではないので、あまり進んでいかなかったです。でも最後まで一生懸命頑張っていましたし、いつか大きいところで頑張ってくれると思います」
12着 ローゼライト(和田竜二騎手)
「いい枠でスタートも良かったです。本当は単騎で行きたかったけど、1頭行きっぷりがいいのがいました。でも、それなりに粘ってくれました」
13着 アートハウス(坂井瑠星騎手)
「行く馬を行かせて2、3番手ということでしたが、指示通り乗れず。申し訳ないレースになってしまいました」
14着 ゴールドエクリプス(岩田望来騎手)
「いいポジションで競馬できました。4コーナーから直線にかけて失速したのは、距離の影響もあったかと思います。いい経験になったと思いますし、もっと力をつけて来年飛躍してくれたら」
15着 マリアエレーナ(三浦皇成騎手)
「すごくいいところで、理想的な競馬ができました。返し馬から前走以上の状態だと感じて、これなら、と思いました。4コーナーの下りに入ってバランスが崩れていって、最後は歩様が乱れて、止めに入りました。大事に至らなければいいです。4コーナーまでは完璧な競馬でした」
勝ち馬プロフィール
ブレイディヴェーグ(Brede Weg)牝3/鹿毛 宮田 敬介(美浦)
父:ロードカナロア 母:インナーアージ 母父:ディープインパクト
馬名の由来:広い道(オランダ語)