ジャパンカップ2023の結果・動画をまとめた記事です。2023年のジャパンCの着順は1着:イクイノックス、2着:リバティアイランド、3着:スターズオンアースとなりました。レースの詳しい結果、動画などをご覧ください。
2023年11月26日(日) | 5回東京8日 | 15:40 発走
第43回 ジャパンカップ(GI)芝・左 2400m
Japan Cup (G1)
2023年・ジャパンカップの動画
ジョッキーカメラ
2023年・ジャパンカップの結果
1着:イクイノックス
2着:リバティアイランド(4馬身)
3着:スターズオンアース(1馬身)
4着:ドウデュース(3/4馬身)
5着:タイトルホルダー(2馬身)
6着:ダノンベルーガ
7着:ヴェラアズール
8着:スタッドリー
9着:イレジン
10着:ディープボンド
11着:ショウナンバシット
12着:パンサラッサ
13着:インプレス
14着:フォワードアゲン
15着:ウインエアフォルク
16着:トラストケンシン
17着:チェスナットコート
18着:クリノメガミエース
勝ちタイム:2:21.8
優勝騎手:C.ルメール
馬場:良
レース後のコメント
1着 イクイノックス(C.ルメール騎手)
「この馬の走りは信じられません。ペースが速かったけど、直線はすぐに反応して、自分でもびっくりした。アクセレーション(加速)がすごかったです。1番枠にリバティアイランドがいての2番枠。タイトルホルダーとパンサラッサの後ろにつけたかったけど、イクイノックスはいいスタートを切りました。後ろにつけて、そこから勝つ自信がありました。イメージ通りです。スーパーホースですね。彼の上では自信をたくさん持ちます。賢い馬で乗りやすい。おとなしい。ポニーみたい。誰でも乗れますよ(笑い)。イクイノックスは改めてすごかった。すごくいい競馬をしてくれたことを、うれしく思います」
(木村哲也調教師)
「今日は健康状態を保って、競馬場に来られたと思います。スタートからアグレッシブな気持ちで出て行ってくれました。(道中は)イクイノックス自身のフットワークが安定していると思いました。(ゴールの時は)いろいろな感情が入り混じっていましたが、解放されたな、というのが正直な気持ちかなと思います。(GI連勝が続いて)重圧、プレッシャーは一戦ごとに強くなっていましたが、今回はここまでくるか、というくらい、個人的にはプレッシャーを感じていました。(インタビューで)ルメールさんが仰った乗りやすさ、という部分で言うならば、非常にフットワークのバランスが良いのだと思います。イクイノックス自身が生まれ持っている体格、爪の形、骨格、すべてがパーフェクトバランスの馬だと思っています。それと生まれ持っている筋肉の奇跡的な組み合わせが、彼の優れたバランスを生んでいて、厩舎としてはそのバランスを整えることを重視しています。そういう意味では、厩舎で取り組んでいること、イクイノックスが生まれ持っているものが、手前味噌もありますが、それらが組み合わされてルメールさんにとっての乗りやすさを生んでいると思います。今日もファンの皆さんに応援していただいて、こうやって勝利することができました。月並みな言い方になるかもしれませんが、ファンの皆さんの声援がイクイノックスの背中を押し、私やスタッフを前向きな気持ちにさせてくれる、勇気を与えてくれていると思います。本当にありがとうございました」
2着 リバティアイランド(川田将雅騎手)
「全力で挑ませてもらって、素晴らしい走りを見せてくれました。世界一の馬は、さすがに世界一。すごく強かったです。リバティにとって素晴らしい経験ができたので、今後に必ず生きてくると思います」
(中内田充正調教師)
「理想的な流れではありませんでしたが、予想していた展開ではありました。上手に競馬していました。戻ってきて見たら走り切ったという顔をしていました。ほめてあげたいです。イクイノックスはやはり世界一の馬でした。こちらはまだ3歳でこれからです。応援してくださった皆さんに感謝したいと思います」
3着 スターズオンアース(W.ビュイック騎手)
「素晴らしい馬です。トレセンで乗った時に強いと思っていました。スタートが良く、スムーズにいい位置で競馬ができて最後も反応してくれました。自分にとってもいい経験になりました」
(高柳瑞樹調教師)
「脚を使っているし伸びてはいるんだけどね。レースの内容としては良かった」
4着 ドウデュース(戸崎圭太騎手)
「前走より気負っていないし、状態は上向いていました。道中もいいポジションを取れたし、改めて力があるなと感じました」
(友道康夫調教師)
「少し噛むところはありましたが、力は見せてくれた」
5着 タイトルホルダー(横山和生騎手)
「よく頑張ってくれました。返し馬でもこの馬なりにいい雰囲気が戻ってきて、道中もいいリズムで運べました。最後は瞬発力のある馬にこられましたが、その中でもいい雰囲気に戻ってきていると感じました。今後も期待したいです」
6着 ダノンベルーガ(J.モレイラ騎手)
「このレースに参加できて感謝します。想像していたポジションでリズムも良かったですし、最後まで脚をしっかり使ってくれました」
7着 ヴェラアズール(H.ドイル騎手)
「スタートが遅く後ろからになりましたが、体調が良くて残り800メートルで自分から進んで脚を使ってくれました。ペースが速いとついていくのが大変でしたね。理想は昨年のようなスローで馬群が密集した形だと思います」
8着 スタッドリー(T.マーカンド騎手)
「すごくよく頑張ってくれたけど、周りの馬があまりに速すぎました。真面目なので距離はあと400メートルくらい短くてもいいと思います」
9着 イレジン(M.ヴェロン騎手)
「イレジンの走りには満足しています。よく走ってくれました。イレジンにとっては必ずしも得意な展開ではありませんでしたが、それでも速いペースに一生懸命ついていってくれました。特に最後の直線では素晴らしい走りをしてくれました。東京競馬場は素晴らしいです。勝ったイクイノックスに敬意を表したいです」
(J.ゴーヴァン調教師)
「立派なレースをしてくれました。非常にペースが速く、理想的な展開ではありませんでしたが、無事にレースを終えることができて良かったです。フランスとはゲートが違うので、スタートがうまく出られませんでしたが、レースの走りには満足しています。ジャパンカップに参戦したことに後悔はありません」
10着 ディープボンド(和田竜二騎手)
「スタートが良かったし、取れるだけの位置は取れました。よどみなく流れたぶん、仕掛けながらの追走になり脚がたまらなかったですね。最後まで脚は使っていますが、分が悪かったです」
11着 ショウナンバシット(M.デムーロ騎手)
「スタートが出過ぎて、ずっと外を回らされて気持ちが抜けてしまった。最後でファイトしなかった。このレベルでも戦える馬だけど、もったいない競馬になった」
12着 パンサラッサ(吉田豊騎手)
「返し馬はすごく良く、休み明けでフレッシュで馬はやる気満々でした。追わずとも前に行けたし『もう少し折り合えー』と思っていた。向正面で手前を替えたらまたいった。最後も手前をかえたら頑張った。最後の1ハロンは止まったけど、すごい馬」
(矢作芳人調教師)
「道中もう少しハミが抜けてくれればね…。でも悔いはない。もともとここが最後だと思っていましたが、進退はオーナーと相談して決めます」
13着 インプレス(三浦皇成騎手)
「もたれる面があると利いていたけど、まっすぐ走ってくれました。息の入らない流れで、最後まで頑張ってくれました」
14着 フォワードアゲン(黛弘人騎手)
「最内を走らせたかったので、少し下げました。4コーナーでは一瞬、頑張ってくれました」
15着 ウインエアフォルク(藤田菜七子騎手)
「ペースが速くてついていくのが大変でした。自己条件なら頑張れると思います。この舞台で乗せていただいて、先生、オーナーに感謝したいです」
16着 トラストケンシン(荻野極騎手)
「この馬の競馬はできましたが、相手がすごくて差を詰められませんでした」
17着 チェスナットコート(田辺裕信騎手)
「いい経験になった。勝った馬は世界一ですね。9歳までよく頑張ってくれました」
18着 クリノメガミエース(吉村智洋騎手)
「出たなりのポジションで競馬をしました。結果としては仕方がないですが、チャレンジすることが大事だったと思います。今後の糧になってくれれば」
勝ち馬プロフィール
イクイノックス(Equinox)牡4/青鹿毛 木村 哲也(美浦)
父:キタサンブラック 母:シャトーブランシュ 母父:キングヘイロー
馬名の由来:昼と夜の長さがほぼ等しくなる時