フェブラリーステークス2024の結果・動画をまとめた記事です。2024年のフェブラリーSの着順は1着:ペプチドナイル、2着:ガイアフォース、3着:セキフウとなりました。レースの詳しい結果、動画などをご覧ください。
2024年2月18日(日) | 1回東京8日 | 15:40 発走
第41回 フェブラリーステークス(GI)ダート・左 1600m
February Stakes (G1)
2024年・フェブラリーステークスの動画
ジョッキーカメラ
2024年・フェブラリーステークスの結果
1着:ペプチドナイル
2着:ガイアフォース(1-1/4馬身)
3着:セキフウ(クビ)
4着:タガノビューティー(ハナ)
5着:キングズソード(1/2馬身)
6着:レッドルゼル
7着:ミックファイア
8着:ウィルソンテソーロ
9着:ドンフランキー
10着:アルファマム
11着:イグナイター
12着:ドゥラエレーデ
13着:スピーディキック
14着:オメガギネス
15着:カラテ
16着:シャンパンカラー
勝ちタイム:1:35.7
優勝騎手:藤岡 佑介
馬場:良
レース後のコメント
1着 ペプチドナイル(藤岡佑介騎手)
「ちょっと厳しいペースを追走して、早めに先頭に立ったので、何とか踏ん張ってくれという感じで乗っていましたし、馬自身がよく頑張ってくれたなという印象でした。並びは想像がついていて、想定以上に楽に好位が取れて、何とか良い手応えで回って来られないかなと、期待しながら乗っていました。あまりにも楽に先頭に立ったので、このまま押し切れないかなと思っていて……直線は長かったです。(武英智厩舎とは)普段からコミュニケーションをとっていて、馬自身がすごく調子が良さそうで、レース自体はプレッシャーもかけられずに、『気楽に乗ってきてくれ』ということで、良いパフォーマンスを出すことができました。すごく馬の仕上がりも良かったですし、順調に仕上げていただいていて、(武英智調教師が)騎手の頃から仲が良かったので、『よくやったな』と言いたいです。馬のリズムさえ守っていけば、力強く、長く脚を使える馬ですし、前走はちょっとうまくいかなかったので、今日はとにかくスムーズに、というつもりで乗りました。今日は人気薄だったにもかかわらず、たくさん『おめでとう』と声をかけていただいて、すごく嬉しかったです。これからも頑張りますので、応援よろしくお願いします」
(武英智調教師)
「(GI初制覇)嬉しいです。ここまでGIで人気になりながら勝てず、GIの壁はものすごく厚いなと思っていましたから嬉しいですね。結構ここまで使い詰めでしたが、いよいよ本格化してきたなという感じでしたから、チャンスはあると思っていました。最初は体質が強くなかったので長い距離でゆったり走らせてきましたが、今ならマイルでもいいかなと思っていました。デビューから2戦、芝でついていけなくて、芝スタートでもダッシュがつかず、その点はどうかと思っていましたが、馬が強くなっていますから、今ならこなせるのではないかなと思っていました。枠が出てすぐ藤岡騎手から連絡が来ましたが、並びが良いと意見が一致しましたし、作戦通りと言いますか、考えていた通りの競馬でした。ただ思ったよりペースは流れていましたから、ウィルソンテソーロが出て行った時にあまり付き合わないで欲しいなと思っていたところで引いてくれたのも良かったです。(先頭に立つのが)さすがに早いなと思いましたが、思ったより楽に先頭に立っていましたし、後ろからも来られそうになかったので大丈夫かなと思いながらも、長いなと思って見ていました。(声は)出ましたね。普段は出さないのですが、オーナーが、僕が騎手時代、一番しんどかった時に支えてくれたので、とにかくオーナーの馬で何とか大きい所を獲りたいと思っていましたから、無我夢中で応援しました。(先頭でゴールに入り)嬉しいのとホッとしたのと、早くオーナーに会いたいなと思いました。まだ特に会話という会話はしていませんが、この後馬の状態を見てから、感謝の気持ちをお伝えできたらなと思っています。(今後について)距離は1600mから2000mくらいならどこでも良いかなと思っています」
2着 ガイアフォース(長岡禎仁騎手)
「道中は少しキックバックを気にしていましたが、初ダートを考えればよく辛抱してくれたと思います。前が流れていて、いいポジションでしたし、リズム良く運べました。最後まで渋太く脚は使っていますが、勝てなかったのが悔しいです」
3着 セキフウ(武豊騎手)
「具合は良かったし最後まで伸びてくれた。もう少し湿った馬場の方が良かったかな」
4着 タガノビューティー(石橋脩騎手)
「上手に仕上げてもらっていて、ベストの舞台のG1で勝ちたいと思っていた。きょうは馬場が前残りだったし、あとはペースが流れてくれればと思っていた。もう少しでしたし良く頑張ってくれた」
5着 キングズソード(岩田望来騎手)
「ペースが速くなったのは良かった。3、4角にかけて外に張り気味でため切れなかった。最後はいい脚を使ってくれたし、初の1600メートルでいいレースができた。もう少しだったので残念だったけど、力のあるところは見せられた」
6着 レッドルゼル(北村友一騎手)
「凄く落ち着いてレースに臨めました。自分の競馬に徹しようと思っていて、リズム良く運ぶことができましたし、最後まで渋太く脚を使ってくれました。欲を言えば4角でセキフウにフタをしながら回ってこれれば、より良かったですね」
7着 ミックファイア(矢野貴之騎手)
「久々の1600メートルで相手が一線級だったこともあってペースに戸惑っていた感じがあった。ただ、初めて内で囲まれて我慢する形になったけど、うまく対応してくれた」
(渡辺和雄調教師)
「まともに砂を初めてかぶった。ここまでやれたのは収穫。まだまだ状態を上に持っていける、こういうところにチャレンジできるという手応えをつかませてくれた。馬は去年に比べてだいぶ大人になっている。せっかくマイルの激流にも慣れてきたのでね」
8着 ウィルソンテソーロ(松山弘平騎手)
「スタートが速くて、外からリズム良く走れたと思いますが、とにかく結果がすべてです。これだけの馬を依頼していただけただけに、結果を出せずに申し訳ないです」
9着 ドンフランキー(池添謙一騎手)
「パドックから返し馬、ゲート裏にかけてイライラしていた。休み明けなのかもしれない。ハナには立てたけど大きな馬なのであまり速くは感じなかった。それでも1400メートルぐらいまでは踏ん張っていたし、状態が上がっている途中を考えればよく頑張っています」
10着 アルファマム(R.キング騎手)
「スタートは速くない馬なので前半はリズムを重視して運んだ。直線に向いても手応えが良かったし、いつものようにしまいの脚は見せてくれたけどラスト100メートルで疲れてしまった」
11着 イグナイター(西村淳也騎手)
「思ったようなポジションは取れた。距離もあるのか最後に伸び切れなかった。でもいいチャレンジだったと思うし、こうした一線級を相手にしたことでイグナイターがさらにステップアップしてくれると思う」
(新子雅司調教師)
「あのポジションでついて行ったので、止まってしまいました。それでも見せ場のある、夢のあるレースだったと思います。全然やれないことはない感じだったので、このチャレンジを糧にまた挑戦したいです。今後はオーナーと相談して、ドバイかさきたま杯を目指したいです」
12着 ドゥラエレーデ(B.ムルザバエフ騎手)
「結果的に距離が短すぎたし、勝った馬のプレッシャーもあった。もう少し距離があった方がこの馬の力を出せると思う」
13着 スピーディキック(御神本訓史騎手)
「ついて行った分、しまいが甘くなった。結果的にじっくり行った方が良かったかもしれません」
(藤原智行調教師)
「スタートが決まってついて行きましたからね。もうちょっと伸びるかなと思ったけど、前年よりも速いペースだったし。でも守りに入るよりは、止まってもいいからやってくれと話していました。馬は昨年に比べて汗もかかず、2回目の東京だってことを分かっていました」
14着 オメガギネス(C.ルメール騎手)
「勝ち馬の後ろでベストな位置で運べましたが、4角から伸びきれませんでした。前走(1800メートル)を使ったことで疲れていたかもしれません」
(大和田成調教師)
「道中はベストポジションだったと思います。手応えもあったみたいです。直線に向いて、ゴーサインを出した途端に、急に(脚が)なくなったそうです。いつもよりゲート裏でのイレ込みがきつくて抑えるのに苦労した、とスタッフがこれまでと比較して言っていました。もしかして今まで大事に、十分に間隔を取って使ってきたので、タイトなローテの影響があったのかもしれません。(スタートは)内から寄られて外へ逃げる感じはあったが、前走ほどの感じではなく、走りに影響のある感じではありませんでした。詰めたローテで疲れが残っていたのかな…。そのあたりを考慮して立て直すつもりです」
15着 カラテ(菅原明良騎手)
「久々のダートに戸惑っていた感じ」
16着 シャンパンカラー(内田博幸騎手)
「中間はゲートを集中してやっていかざるを得なかったけど、普通にゲートを出てくれたところはひと安心だった。いい位置でついていけたというところは良かった。一つの課題はクリアできたと思う。砂をかぶっても大丈夫だったし、いい経験になったと思う」
勝ち馬プロフィール
ペプチドナイル(Peptide Nile)牡6/鹿毛 武 英智(栗東)
父:キングカメハメハ 母:クイーンオリーブ 母父:マンハッタンカフェ
馬名の由来:冠名+ナイル川より。大きくて雄大で世界の名馬になってほしい