朝日杯フューチュリティステークス2023の結果・動画をまとめた記事です。2023年の朝日杯FSの着順は1着:ジャンタルマンタル、2着:エコロヴァルツ、3着:タガノエルピーダとなりました。レースの詳しい結果、動画などをご覧ください。
2023年12月17日(日) | 5回阪神6日 | 15:40 発走
第75回 朝日杯フューチュリティステークス(GI)芝・右 1600m
Asahi Hai Futurity Stakes (G1)
2023年・朝日杯フューチュリティステークスの動画
2023年・朝日杯フューチュリティステークスの結果
1着:ジャンタルマンタル
2着:エコロヴァルツ(1-1/4馬身)
3着:タガノエルピーダ(クビ)
4着:ジューンテイク(アタマ)
5着:タガノデュード(1/2馬身)
6着:サトミノキラリ
7着:セットアップ
8着:ダノンマッキンリー
9着:タイキヴァンクール
10着:シュトラウス
11着:ナムラフッカー
12着:バンドシェル
13着:エンヤラヴフェイス
14着:オーサムストローク
15着:アスクワンタイム
16着:クリーンエア
17着:ミルテンベルク
勝ちタイム:1:33.8
優勝騎手:川田 将雅
馬場:良
レース後のコメント
1着 ジャンタルマンタル(川田将雅騎手)
「追い切りで乗ってとてもいい馬だなと思っていましたし、まだ2歳らしく成長する余地もたくさん残している現状でした。道中リズムよく走ってくれたけど、3コーナー過ぎであまりいい形にならなかったので、早めに進路を確保して動いていく道を作りました。少し早めに踏んだ分、馬には少し苦しい競馬になったかと思いますが、しっかりとしのいでくれる雰囲気で、安心して乗っていました。とても性格がよく能力も高く、これから先もっと成長を伴える馬だと思います」
(高野友和調教師)
「GIタイトルを獲ることは難しいので、とても嬉しく思います。(2歳、牡馬のGIは初めてですが)素質のある馬を預けていただいているので、2歳とか牡馬とかは関係なしに勝てて嬉しいですね。デビューして2戦ゲートの飛び出しが良く、今日もそれがしっかりできていました。レースの組み立ては川田将雅騎手にお任せでした。レースは決して楽ではなかったと思いますが、川田騎手はレースが見えていて、スペースを上手く突いて気付いたらいいポジションにつけていました。いい競馬ができました。(勝った瞬間の気持ちは)2歳GIは一つのゴールではありますが、新たなスタート地点に立ったという気持ちです。(距離適性は)マイルは間違いなくいいと思います。今後については馬と向き合っていかなくてはいけません。距離を延ばしても走れるように厩舎としても取り組んでいかなくてはいけません。(セールスポイントは)性格の良さですね。従順で馬房でも人懐っこい馬です。それでいて心臓の強い馬です。夏を越して見違えるような成長を見せてくれました。日本の中では少し珍しい血統ですが、それが新しい風を運んでくれると思っています。ファンの皆様もこの馬の熱い走りにご注目いただければと思います」
2着 エコロヴァルツ(武豊騎手)
「惜しかったね。よく走っている。向こう正面で引っ掛かった馬にぶつけられたのがもったいない。途中からはリズム良く走れたし、先につながるレースはできた」
(牧浦充徳調教師)
「スタートしてごちゃついてしまい後ろからになりましたが、あれが無ければ勝ち馬の後ろにつけられたのではと思います。ただ、ああいうレースをした結果、我慢して直線は良い脚で来てくれました。次に繋がるレースでしたし、距離は延びても大丈夫だと思います。この後は一息入れます」
3着 タガノエルピーダ(団野大成騎手)
「馬は精いっぱい頑張ってくれた。まだ2戦目でしたが、いい内容でした。スムーズでしたが、勝ち馬のポジションも取れたと思うので、もっと勝負にいけば良かったかもしれません」
4着 ジューンテイク(M.デムーロ騎手)
「状態は良かったし、とてもいい馬。でも本気で走っていない。スタートは遅かったね。みんなが速かったので、少しずつ上がっていった。外を回ったけど、最後まで頑張っている。距離はもっとあってもいい」
5着 タガノデュード(古川吉洋騎手)
「マイルはいいですね。スタートは速くなかったけど、自分の競馬に徹した。直線はすごく反応してくれてくれました。これからが楽しみです」
6着 サトミノキラリ(津村明秀騎手)
「頑張りましたね。内から伸びました。1600メートルが初めてで、この大観衆の中、折り合いも付きました。マイルも持ちましたし、今後の成長が楽しみです」
7着 セットアップ(横山武史騎手)
「行くのは想定内でしたし、スタートも良かった。途中でまくられたけど、この馬のリズムで運べた。最後は止まったけど、後々はダートで走ってもいいと思う。具合はよかったし、今後の成長が楽しみです」
8着 ダノンマッキンリー(C.ルメール騎手)
「スローで1600メートルはきつかった。4番手で引っ掛かった。最後は同じペースになりましたね。もう少し速いペースが欲しかったです」
9着 タイキヴァンクール(浜中俊騎手)
「まだ2歳ですし、よく頑張っています。現状の完成度の差もあるので。まだこれからの馬です」
10着 シュトラウス(T.マーカンド騎手)
「枠ですね。大外では厳しかったです。出遅れたが、掛かっていたわけではなく、リラックスしていた。ヨーイドンの競馬になって負けてしまった」
(武井亮調教師)
「外枠はいいと思っていましたが、前半が速かったですね。最後は気持ちが途切れてしまったようです」
11着 ナムラフッカー(松山弘平騎手)
「スタート良く、いいポジションで流れに乗れました。直線も一瞬これはと思いましたが、坂で苦しくなりました」
12着 バンドシェル(池添謙一騎手)
「イレ込みは結構きつかったけど、折り合いはつきました。しまいもじりじり来ていた。距離はもう少し短くてもいいかもしれません」
13着 エンヤラヴフェイス(幸英明騎手)
「もまれ弱いところがありますが、外めでロスのある競馬になりました。力はあります。外から馬が来たら、気にするのが課題ですね」
15着 アスクワンタイム(岩田望来騎手)
「競馬では(調教よりも)集中して走れていました。もう少し外を回して気持ちよく走らせた方が良かったかもしれません」
16着 クリーンエア(鮫島克駿騎手)
「勝った馬が強かったですね。この馬の走りは良かったです」
17着 ミルテンベルク(B.ムルザバエフ騎手)
「能力はあるけど、少し距離が長いと感じます。1200メートルか1400メートルがいい。これがこの馬の能力ではないと思う。メンタルが追い込まれた感じなので、休めば良くなると思う」
勝ち馬プロフィール
ジャンタルマンタル(Jantar Mantar)牡2/黒鹿毛 高野 友和(栗東)
父:Palace Malice 母:インディアマントゥアナ 母父:Wilburn
馬名の由来:インドにある天体観測施設