今週(6月29日・6月30日)行われる2歳新馬戦でデビューする新馬の中で注目している良血馬や調教でいい動きを見せている馬をピックアップして紹介していきます。中でもラインベックは三冠牝馬アパパネの仔。どんなデビュー戦を迎えるのだろうか。
今週は福島競馬場と中京競馬場と函館競馬場で新馬戦が行われます。
注目の良血馬たちをピックアップしたのでチェックしてみてください。
目次
福島競馬場で新馬戦デビューする注目の馬たち
今週、福島競馬場で行われる新馬戦に出走予定の注目馬をピックアップ!
トロワシャルム
6月30日の芝1800mでデビュー。
トロワシャルム(Trois Charme)
牡馬・青鹿毛
生年月日:2017年3月10日
調教師:鹿戸雄一(美浦)
馬名の由来:3つの魅力(仏)
馬主:村野康司
生産牧場:社台ファーム
鞍上:三浦皇成
父:キングカメハメハ
母:チューニー
母父:サンデーサイレンス
母チューニーはクイーンカップを制し、オークスでも2着に入った経験あり。
半姉のトロワボヌール(父バゴ)はクイーン賞などダートの交流重賞を3勝した。
鹿戸雄一調教師のコメント
「ひと追いごとに馬体が締まり、少しずつ動けるようになってきた。芝の中距離が合いそう」
美浦・坂路・良
800m 53.2-39.0-25.4-12.7(G強)
内・ベストアクター(馬也)と併せで併入
ネージュフォレスト
6月30日の芝1800mでデビュー。
ネージュフォレスト(Neige Forest)
牝馬・栗毛
生年月日:2017年1月13日
調教師:手塚貴久(美浦)
馬名の由来:雪(仏)+森
馬主:落合幸弘
生産牧場:下河辺牧場
鞍上:戸崎圭太
父:ハーツクライ
母:ネイチャーガイド
母父:エルコンドルパサー
全姉のシュンドルボンは2016年の中山牝馬ステークスの覇者。
手塚貴久調教師のコメント
「おっとりとした性格だけど、しっかりと調教の本数を積んできたし、ひと追いごとにピリッとしてきた。持久力型で福島は合いそう」
美浦・ポリ・良
5F 67.9-52.3-38.2-12.3(馬也)
内・エイプリルミスト(馬也)に5Fで0.4秒先行・1F併せで併入
外・レッドイリーゼ(馬也)を5Fで1.3秒追走・1F併せで併入
フォーハンズプレイ
6月30日の芝1800mでデビュー。
フォーハンズプレイ(Four Hands Play)
牡馬・黒鹿毛
生年月日:2017年3月29日
調教師:武井亮(美浦)
馬名の由来:ピアノで二人一緒に弾くやり方、連弾
馬主:松嶋良治
生産牧場:上水牧場
鞍上:武豊
父:ジャスタウェイ
母:ピュアオパール
母父:ロックオブジブラルタル
母ピュアオパールは交流重賞の関東オークスで2着に入っている。
武井亮調教師のコメント
「体は小さいけど、沈むようないい走りをする馬。だいぶ体力もついてきました」
美浦・坂路・良
800m 54.0-39.8-26.2-12.8(馬也)
外・ヘニッヒ(一杯)と併せで併入
ルトロヴァイユ
6月30日の芝1800mでデビュー。
ルトロヴァイユ(Retrouvailles)
牝馬・鹿毛
生年月日:2017年2月9日
調教師:竹内正洋(美浦)
馬名の由来:再会(仏)
馬主:古川一弘
生産牧場:レイクヴィラファーム
鞍上:吉田豊
父:エピファネイア
母:メジロシャレード
母父:マンハッタンカフェ
半兄のショウナンラグーン(父シンボリクリスエス)は2014年の青葉賞勝ち馬。
祖母はG1・5勝のメジロドーベル。
竹内正洋調教師のコメント
「しっかり調教できているし、競走馬としてのレベルが高い。骨格的に体はもっと大きくなりそう」
美浦・坂路・良
800m 54.1-39.0-25.1-12.4(馬也)
内・ユイノチョッパー(馬也)と併せで0.1秒先着
中京競馬場で新馬戦デビューする注目の馬たち
今週、中京競馬場で行われる新馬戦に出走予定の注目馬をピックアップ!
ラインベック
6月29日の芝1600mでデビュー。
ラインベック(Rhinebeck)
牡馬・黒鹿毛
生年月日:2017年4月5日
調教師:友道康夫(栗東)
馬名の由来:ニューヨーク州の田舎町
馬主:金子真人ホールディングス(株)
生産牧場:ノーザンファーム
鞍上:福永祐一
父:ディープインパクト
母:アパパネ
母父:キングカメハメハ
母アパパネは牝馬三冠などG1を5勝した名牝。
全兄のジナンボーも4勝を挙げオープンクラスに在籍。
友道康夫調教師のコメント
「能力は感じます。いいフットワークをしていますね」
栗東・芝・稍重
6F 79.5-62.6-47.9-35.5-12.3(一杯)
中・マイラプソディ(一杯)を6Fで0.6秒追走・3F併せで0.4秒遅れ
外・アドマイヤジョイ(一杯)を6Fで1.2秒追走・3F併せで0.2秒遅れ
エオスモン
6月30日の芝1600mでデビュー。
エオスモン(Eos Mon)
牝馬・栗毛
生年月日:2017年4月4日
調教師:須貝尚介(栗東)
馬名の由来:暁の女神+「もの」より
馬主:大和屋暁
生産牧場:ノーザンファーム
鞍上:福永祐一
父:ジャスタウェイ
母:ショアー
母父:Acatenango
半兄のイモータル(父マンハッタンカフェ)は共同通信杯やサウジアラビアロイヤルカップで2着の経験がある。
他にも半兄エックスマーク(父ディープインパクト)は芝の中距離で5勝を挙げている。
榎本優也調教助手のコメント
「少し気が強いところはあるけど、それが実戦でいい方に出ると思う。乗り味は悪くないし、初戦から力を出せそう。距離もマイルくらいが合っていると思います」
栗東・坂路・良
800m 54.4-39.1-25.5-12.7(G強)
内・クリノティファニー(仕掛)と併せで併入
アリシア
6月30日の芝1400mでデビュー。
アリシア(Alicia)
牝馬・青鹿毛
生年月日:2017年2月19日
調教師:高野友和(栗東)
馬名の由来:「誠実な者」の意味を持つ人名より
馬主:前田葉子
生産牧場:矢野牧場
鞍上:幸英明
父:キズナ
母:サビアーレ
母父:Capote
半兄のカポーティスター(父ハーツクライ)は2013年の日経新春杯を制した。
近親にはセントウルステークスや小倉2歳ステークスの覇者エピセアロームがいる。
高野友和調教師のコメント
「まだまだ課題は多いですが、いいスピードがあります」
栗東・坂路・良
800m 53.7-38.7-25.4-12.8(馬也)
函館競馬場で新馬戦デビューする注目の馬たち
今週、函館競馬場で行われる新馬戦に出走予定の注目馬をピックアップ!
マイルポスト
6月29日の芝1200mでデビュー。
マイルポスト(Milepost)
牡馬・栗毛
生年月日:2017年3月26日
調教師:小笠倫弘(美浦)
馬名の由来:画期的な出来事。母名より連想
馬主:(株)G1レーシング
生産牧場:ノーザンファーム
鞍上:C.ルメール
父:リアルインパクト
母:アンプレヴー
母父:トワイニング
伯母のブルーメンブラットはG1・マイルチャンピオンシップを、伯父のジョイフルハートは交流重賞の北海道スプリントカップを制している。
青木翔調教助手のコメント
「今週の追い切りでは最後までしっかりと伸びてくれました。外を回ってのもので、動きは良かったです。まだ緩さはあるけど、態勢は整いそうです」
函館・ウッド・良
5F 67.6-52.7-38.7-12.7(一杯)
内・キラットダイヤ(一杯)と5F併せで0.2秒先着
武豊騎手は7月7日に追い切りで素晴らしい動きを見せている・マイラプソディに騎乗予定。
今週も楽しみな新種牡馬産駒がデビューする。