ジャパンカップ2020の結果・動画をまとめた記事です。2020年のジャパンカップの着順は1着:アーモンドアイ、2着:コントレイル、3着:デアリングタクトとなりました。レースの詳しい結果、動画などをご覧ください。
2020年11月29日(日) | 5回東京9日 | 15:40 発走
第40回 ジャパンカップ(GI)芝・左 2400m
Japan Cup(G1)
2020年・ジャパンカップの動画
昨年のジャパンカップはスワーヴリチャードが制していた。
2020年・ジャパンカップの結果
1着:アーモンドアイ
2着:コントレイル(1-1/4馬身)
3着:デアリングタクト(クビ)
4着:カレンブーケドール(ハナ)
5着:グローリーヴェイズ(クビ)
6着:ワールドプレミア
7着:ミッキースワロー
8着:キセキ
9着:マカヒキ
10着:ウェイトゥパリス
11着:パフォーマプロミス
12着:ユーキャンスマイル
13着:クレッシェンドラヴ
14着:トーラスジェミニ
15着:ヨシオ
勝ちタイム:2.23.0
優勝騎手:C.ルメール
馬場:良
レース後のコメント
1着 アーモンドアイ(C.ルメール騎手)
「今年のジャパンCは、アーモンドアイの引退レースで特別でした。大事なことは、アーモンドアイがレースから無事に帰ってきたこと。安心しました。今日もゲートの中では静かでした。いいタイミングでゲートから出てくれた。2番枠でいいスタートが必要だったから、うれしかった。ペースは速いと思っていて、その場合は一番強い馬が勝つ。手応えはずっとよかったです。アーモンドアイは、ずっとリラックスしていて、この感じだったら勝てると思った。(直線では後続の脚音は)聞こえなかった。アーモンドアイの上で、集中していました。手前を替えたか、息が入ったかどうか、アーモンドアイの手応えをよくみていました。ウィークポイントはないね。スピードがあるし、道中で我慢できるし、最後は素晴らしい走りができる。ほとんどパーフェクトホースですね。アーモンドアイの競馬のストーリーは終わりました。でもアーモンドアイのストーリーは終わっていない。いい子供をつくってくれたら乗りたい。ちょっとさみしくなるけど、アーモンドアイを応援してくれて感謝したいです」
(国枝栄調教師)
「アーモンドも無事に走ってくれてとにかくホッとしています。ゲートでの不安もありませんし、どっしりと構えていて、良いスタートだったと思います。メンタル面も全く心配の要らない馬です。競馬は流れてくれないと仕方ないので、キセキが飛ばしてくれたのも良かったです。前が引っ張ってくれて、レースはしやすかったと思います。抜け出してからは、天皇賞とは手応えが違ったので、これは大丈夫だと思いました。この馬を管理してきて、常に夢が膨らむことばかりでした。次のステージ、次のステージと常にワクワクさせてもらいました。充実した時間を過ごさせてもらいました。今後は次のステージ、産駒に期待して、できれば、うちの厩舎でやらせてもらえればと思っています」
(シルクレーシング・米本昌史代表)
「JRAと協議の結果、12月19日に中山競馬場でさせていただくことになりました。(今回は中3週での出走だったが)国枝厩舎の方や牧場の方、みんなが完璧な仕事をこなしてくれたという感謝しかないです。積み重ねた9勝はもちろんすごいですけど、毎回パフォーマンスが圧倒的というか、今回は強い3歳2頭を従えての結果でしたし、本当に強いアーモンドアイでした」
2着 コントレイル(福永祐一騎手)
「いい形で脚をためることができていた。一番プレッシャーがないところで走れていたし、道中もリラックスしていい形で脚をためることができた。直線を向いていい形で上がってこれたけど、最後は苦しくなっていた。左にもたれて走っていましたし、非常にタフなたたき合いのようなレースになった。馬は苦しそうでした。でも最後まであきらめずに走ってくれました。アーモンドアイは強かったですね」
(矢作芳人調教師)
「アーモンドアイは本当に強かった。この先でリベンジできないのが悔しい…。今日のところは肩の荷が下りた部分もある。負けていないというのはかなりプレッシャーがきつかったので」
3着 デアリングタクト(松山弘平騎手)
「落ち着いていましたし、雰囲気は1番でした。スタート良く、いい位置で折り合いもついて、流れに乗れました。ただ、これまであまり見せていなかったのですが、内へ内へもたれていました。苦しくなったのだと思います。それでも強い相手に引けをとらない競馬ができました。これからの馬ですし、成長してほしいです」
(杉山晴紀調教師)
「3歳牝馬同士なら、ジョッキーも手綱を持ったまま行けるのですが、この相手だと早めに動く形になります。コントレイルと並んで動いて行きたかったのですが、コントレイルが少し寄れたこともあって、内にもたれてしまいました。今後はそのあたりを課題にして、調教を進めたいと思います。3着という結果に、悔しいという感情はありませんが、内にもたれたのは残念です。もたれなければ、もう少し2着とは際どかったと思います」
4着 カレンブーケドール(津村明秀騎手)
「上位馬3頭と差のないところまで来てくれた。ゲートはいまいちだったが、最後はアーモンドアイを飲み込むような勢いだった。でもやはり強かったですね。この馬も頑張ってくれた。これから自信を持っていっていいと思う。これから楽しみです」
5着 グローリーヴェイズ(川田将雅騎手)
「良い位置でスムーズに走れました。具合が良くて、しっかりと頑張り切る中、勝ちに行った分、この着順ですが、GI馬である能力は出せたと思います」
6着 ワールドプレミア(武豊騎手)
「思い通りのレースができたし、レース前のイレ込みは相変わらずだったけど、いいレースができた」
7着 ミッキースワロー(戸崎圭太騎手)
「強いメンバーの中で次につながる競馬ができた」
8着 キセキ(浜中俊騎手)
「スタートが良ければ、前へ行こうと思ってはいたのですが、1コーナーからかかっていました。それで、馬の気に合わせて行きました。馬の状態は良かったです」
9着 マカヒキ(三浦皇成騎手)
「出来は良かったし、内の狭いところを狙うのも作戦の1つだった。直線を向いてもいい手応えだった」
10着 ウェイトゥパリス(M.デムーロ騎手)
「馬は落ち着いていたのですが、ゲート入りになると、すごく嫌がりました。それで一気にテンションが上がりました」
11着 パフォーマプロミス(岩田望来騎手)
「位置は後ろになりましたが、最後まで走れています。まだまだ若々しさがありますし、重賞でも通用すると思います」
12着 ユーキャンスマイル(岩田康誠騎手)
「走りきっていません。走れていない。バーンとはじける感じがなかったですね」
13着 クレッシェンドラヴ(内田博幸騎手)
「先団の後ろでうまく折り合って収穫ある競馬ができた。この馬としては頑張った」
14着 トーラスジェミニ(田辺裕信騎手)
「行きたい馬がいたし、この馬は逃げなくても勝っている。あの位置でもムキにならず運べた。(長い)距離の分、しまいは苦しくなった」
15着 ヨシオ(勝浦正樹騎手)
「久々の芝でもスッと行き脚がついていい感じだった。相手が相手でしたからね。芝がダメではないし、走り自体は大丈夫」
勝ち馬プロフィール
アーモンドアイ(Almond Eye)牝5/鹿毛 国枝 栄(美浦)
父:ロードカナロア 母:フサイチパンドラ 母父:サンデーサイレンス
馬名の由来:美人とされる顔の目の形