マイルチャンピオンシップ2023の結果・動画をまとめた記事です。2023年のマイルCSの着順は1着:ナミュール、2着:ソウルラッシュ、3着:ジャスティンカフェとなりました。レースの詳しい結果、動画などをご覧ください。
2023年11月19日(日) | 3回京都6日 | 15:40 発走
第40回 マイルチャンピオンシップ(GI)芝・右 1600m
Mile Championship (G1)
2023年・マイルチャンピオンシップの動画
ジョッキーカメラ
2023年・マイルチャンピオンシップの結果
1着:ナミュール
2着:ソウルラッシュ(クビ)
3着:ジャスティンカフェ(1/2馬身)
4着:エルトンバローズ(3/4馬身)
5着:ダノンザキッド(クビ)
6着:イルーシヴパンサー
7着:シュネルマイスター
8着:セリフォス
9着:レッドモンレーヴ
10着:エエヤン
11着:ビーアストニッシド
12着:ソーヴァリアント
13着:ダノンスコーピオン
14着:マテンロウオリオン
15着:バスラットレオン
16着:セルバーグ
勝ちタイム:1:32.5
優勝騎手:藤岡 康太
馬場:良
レース後のコメント
1着 ナミュール(藤岡康太騎手)
「馬がよく頑張ってくれました。急きょの乗り替わりではあったんですけど、これだけの馬ですし、レースは見ていたし、事前に先生や前走騎乗したモレイラ騎手からも話は聞いていたので、いいイメージで乗りました。道中リラックスして走れるように意識していきました。スタートのタイミングはちょっと合わなかったんですけど、切り替えて運んで、道中はすごくいい雰囲気でした。馬の反応がすごくよかったので、コース取りを間違わなければという気持ちだったけど、抜け出す時にちょっと迷惑をかけてしまった。本当に強かった。これだけの馬を急きょ依頼していただいてプレッシャーもあったので、ホッとした気持ちです」
(高野友和調教師)
「ゴールの瞬間は本当に嬉しく、涙も出てしまいました。2歳のGIの時から1番人気に推され続けていたので、なんとか勲章を、という気持ちがありました。プレッシャーはありました。ムーア騎手が乗れないとわかった時からオーナーサイドと相談して、藤岡康太騎手で行こうと決まってからは短い時間でしたが細かく打ち合わせができたので、騎手もイメージを掴んでくれて、跨る時は急造というイメージはありませんでした。「任せられる」という感じでした。レースに関しては事前の騎手との打ち合わせより後ろのポジションからのレースになりました。4コーナーの位置どりからは厳しいと思いましたが、騎手がそこでも追い出しを待っていましたので、手応えは残っているのかとも思いました。追い出してからの反応を見たら「これは来る」と思いました。直線は狭くなりましたが、以前の弱い時のナミュールならそこで終わるところ、今回は逆にはね返すようなパワーを見せてくれたので、これは好勝負になると思いました。馬体重を見ても分かるように2歳や3歳のころと比べて馬のつくりが違います。そのころからGIで勝負ができていた馬です。飼葉の食いも良くなって、イメージしていた馬になってきました。食べた分をしっかり身にしています。レース後はいつも通りいい顔で戻ってきました。写真撮影の時もいつもの冷静なナミュールでした。今後は、所属するキャロットクラブの先輩にリスグラシューという素晴らしい馬がいましたが、後々そのような成長曲線を描いていければと思っていました。その一歩を踏み出せたかなと思っています。今回マイルを勝ちましたが、距離のレンジはもう少しこなせると思います。整えればどんなレースでも頑張ってくれると思います」
2着 ソウルラッシュ(J.モレイラ騎手)
「最内枠から良いスタートを切れて、スムーズに流れに乗れました。直線もスペースができると素晴らしい伸びを見せてくれました。ただ、一頭強いのがいましたね」
3着 ジャスティンカフェ(坂井瑠星騎手)
「返し馬の雰囲気もよかった。有力馬を見ながら、直線でも追い出しを少し我慢して、勝ったかと思う脚を見せてくれた。G1でも通用の力は示してくれました」
4着 エルトンバローズ(西村淳也騎手)
「(厩舎が)いい状態で送り出してくれて、自信を持って競馬に挑めました。いいスタートも切れて、直線でもいい反応でしたが…。G1のなかで3歳馬ですし、今後成長してくれれば」
5着 ダノンザキッド(北村友一騎手)
「ゲートで自分の馬もガタっとして、イメージより後ろになってしまったけど、馬のリズムをせかすことなく、バランスを考えて乗りました。坂の下りでもう少しスピードに乗れると良かったですね。直線でも反応してくれた。体に余裕があったし、たたいて良くなります」
6着 イルーシヴパンサー(岩田望来騎手)
「返し馬から調子が良さそうでした。上位に来た馬と同じポジションから外を回していい脚でしたが、直線の前にひと呼吸置いてもよかったかもしれません」
7着 シュネルマイスター(C.ルメール騎手)
「ゲートの中でエキサイトして2回立ち上がりました。いいタイミングで出られたけど、すぐにソーヴァリアントと接触してしまった。後ろになって、(馬が)あまり進んで行きたくなかった。ハミを取って、最後は良い脚を使えると思ったけど、4コーナーで滑ってしまった。ラストは150メートルだけ来ているけど、直線も反応ができなかった。ポイントはゲートでした」
8着 セリフォス(川田将雅騎手)
「久々で力みの強い競馬になりました。これでさらに良くなると思います」
9着 レッドモンレーヴ(横山和生騎手)
「流れが結構、急だったかな。右回りとか、京都とかではなく、東京のような直線まで構えていられるような流れではなかった。最後も勝ち馬に寄られるところはあったけど、そこを踏ん張り直してくれたのは成長かな。今回の敗戦で得られたものはあったので、また自分も頑張っていきたい」
10着 エエヤン(M.デムーロ騎手)
「いいところにつけられたけど、最後は伸びなかったね」
11着 ビーアストニッシド(和田竜二騎手)
「状態は良さそうでした。スタートも良かったし、馬のリズムを大切に運んだ。内が残るような流れになってほしかったけどね。全体的に時計が速かったです」
12着 ソーヴァリアント(池添謙一騎手)
「気合い乗りが良かった。ゲートも我慢してくれていたんだけど、スタートして3、4歩目で(接触して)2回つまずいた。そこで態勢を立て直すのに力を使ってしまった。良い形で4コーナーを回ったけど、直線で余力が残っていなかった。今日は持ち味を生かせませんでした」
13着 ダノンスコーピオン(団野大成騎手)
「1週前の追い切りよりも雰囲気は良かったし、ゲートでも落ち着いていた。最後はやめようとすると聞いていたが、直線の手前から気を抜いていました」
15着 バスラットレオン(鮫島克駿騎手)
「少々のハイペースでも、この馬の好走パターンを貫こうと。直線で馬場の良いところに出したけど、外回りは逃げが決まりづらいですね。苦しい競馬になりました」
16着 セルバーグ(松山弘平騎手)
「自分の競馬はできたと思いますが、今日は同型がいたのが厳しかったですね」
勝ち馬プロフィール
ナミュール(Namur)牝4/鹿毛 高野 友和(栗東)
父:ハービンジャー 母:サンブルエミューズ 母父:ダイワメジャー
馬名の由来:サンブル川とミューズ川が合流するベルギーの都市。母名より連想